私は、今の会社で北米、中東に13年ほど海外販社に駐在し、当時は最前線で現地で働き、現地の幹部スタッフやお客様とも彼らの価値観・文化の中で自由に発言、行動が出来ていました。我武者羅にその都度直面する課題を解決し、ビジネスを成長させることを一番に考えて進めてきました。しかし、長年の海外生活で視界が少し短視眼的になっていたこと、将来のビジョンが漠然としていたことで、日本帰国後に人生の方向性に大きな課題を抱えました。

2年間仕事勤めしながら週末にMBA取得のため社会人大学院に通い、自分なりに視座を高め視野を広げることに努めましたが、本当に自分がやりたいこと、やり遂げたいこと、今後世の中とどう向き合っていきたいか、3年後、5年後、何を目標にするか。中々答えが出せずにおりました。人生のターニングポイントに近づき、「これからの人生を自分らしくワクワクするものにするにはどうしたら良いのだろう?」と、当時、色々と一人で思い悩んでいた時期に玉本さんのコーチングに出会いました。

玉本さんのコーチングは、キャリアの後半を迎えるにあたって今一度立ち止まって自分の原点を見つめるところからセッションが開始されました。自分が人生の中で何を大切にしているのか、したいのか、“忘れていた大切にしたい何か”がセッションの中で明確化し、今、目の前にある課題と、人生の目標・希望が繋がることを気づかせて頂きました。そして、セッションを重ねることで人生の舵を自分自身でしっかりとグリップし、自分のWILLで舵取りしていく「想像すらしなかった自分」が見えて来る、そんな感覚が芽生えたと感じています。セッション後半では自分で漠然と考えていたことが明確になり、そのことが言葉になって目標と変わっていきました。今思えば、自分の夢など他人に共有したことがなかったのですが、いつの間にか、玉本さんの前では夢中になって自分の事を話続けている素の自分がおりました (笑)。

今、私は新たなミッションを受けてインドに駐在しています。大切なものに気づかせて頂き、自分の価値観に基づいた人生の目的を再び蘇らせてくれた玉本さんのコーチングにより、今までとは全く異なった見方でインド駐在を楽しみ全うしています。大変感謝しております。また異なったステージで今後もコーチングを通じて玉本さんにはお世話になり、まだまだ長いお付き合いになる気がしています。