今回、1ヶ月の心身デトックスをして痛感したのは、できるだけ起業する前に心身のデトックスをしておくこと、また仕事ができなくて無収入になるリスクを減らすべくお金の準備をしておくべしと痛感しました。私のように起業してすぐに一旦休業して自分の心と体と向き合えるのは大変贅沢だったなと思っています。

そして、起業するときは収入が入らない時のことを見据えて、キャッシュを半年から1年分持っておくべしということ。私の場合は、まだ1ヶ月で済みましたが、病状によってはもっと長期間になる可能性もあります。起業したばかりの経営者は、働けないとキャッシュインがない環境におかれています。極端に言えば、その日その日が食べて行けなければデットする自然界と似たような環境に常に置かれています。

デトックスすると大体10日間の準備期間+断食期間+復食期間があります。最初は、今まで無収入でお休みすることの経験をしたことがありませんでしたので焦りを感じていましたが、結構、吹っ切れて達観しています。すべて受け入れる心境です。自分を信じるしかないなと。心底から覚悟ができたことが、デトックスの良かったです。逆にいうと、長らく続けたマインドセットというものは、ライフスタイルが変わっても本質が変わっていないことが起きるのです。

起業家というもの、健康を害してなりませんね。なんやかんやでサラリーマンの時代のマインドが抜けきってなかったと振り返っています。人によっては、サラリーマン時代のマインドが抜けきらず、人によっては1年以上も引きずって、本当に借金を増やしていよいよ会社も自己資金も底をついてようやく起業家のマインドに火がつくというケースもあるようです。

ひょっとすると、そんなサバイバル感を求めていたのかもしれません。「あー、生きてるなー。」と。少し違う目線で考えると、世の経営者というのはそうやってみなさん起業1年目や2年目にある程度、みんな通ってきた道だとすると、あまりビビることもないかなとも思います。

1年目は家族を心配させることになりますので、起業家を志す方には、企業に所属している間に半年から1年は無収入でもやっていける最低限の蓄えを作って、そしてデトックス、古い怪我、持病など体のメンテナンスして準備万端にしておいて、その上で起業をされるという現実的なこともお考え頂いた方が良いと痛感しました。私はアメフト時代から肩の脱臼症を持っていますが、これを手術しておけばよかったと今は思っています。ゴルフやトライアスロンのお声がかかってますが、どうにもできません。

以上、起業を志す方は、ご参考にして頂ければと思います。

LIFE SHIFT JAPAN株式会社
玉本 潤一