海外駐在員が海外で仕事をする場合には、異文化での生活になるので、語学、家族の生活、子女教育、食べ物、言葉、健康管理など気を使うことが多くなります。SNSがあれど、親兄弟ともどうしても疎遠になりますし、趣味を継続できなくなったり、コミュニティを離れる、家族と離れる、買った家を貸しに出さなければならない、出世街道から外れる、業務上もそれまで経験したことがないことをしなければならない、現地従業員とのコンフリクト、等々いろんな困難があります。その度に、マイナスに受け取っていては前に進みませんし、それで自分にこもってしまった方、メンタルが痛んだ方が、沢山います。

海外赴任者にとって、3年や5年という1,000日以上もの膨大な時間を費やす間にどんな感情でいれるかは、非常に大事です。例えば、「赴任国が好き」というポジティブ感情でいるのと、「赴任国が嫌い」というネガティブ感情でいるのでは、心身へのインパクトが全然違います。「とは言っても、嫌いなものは嫌いです」という声が聞こえますが、目の前で起きる出来事の「受け取り方」は、本人に選択権があり、受け取り方を選択することのみ自由で自分でコントロールできることです。その国の文化や習慣に対する無い物探しの受け取り方(あれがない、これがない)をしているようであれば、「この文化、習慣の良いところは何か?」という質問に変換しましょう。

仕事の成果を出すという観点では、「言い訳」をしないと決めよう。海外赴任中の生活や仕事は、沢山のコントロールできない外部要因に影響されます。しかしながら、人間は弱いもので、できない可能性を感じた場合、できないことからくる痛みを感じないよう、すぐさま理由を考えます。海外ではそのような理由を言える言い訳要因が非常に多いので、言い訳をすればするほど、自分の枠の中に収まり、飛び抜けた成果は期待できません。

また、もし、海外赴任自体に「左遷された」「さみしくなる」「外国人と仕事するのが嫌や」などネガティブな受け取り方がある方であれば、この任務の意味をポジティブな受け取り方に変えてください。ネガティブな受け取り方は、その後続く赴任人生の足かせでしかありませんし、貴重な人生の大きな時間を悶々と無駄に過ごしてしまいます。

「受け取り方を変える」と”決めて”ください。
これさえできれば、なんだか人生がガラッと変わるんですよ。
受け取り方を変えるのは、タダですからね。笑

玉本

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