「自分のミッション（人生の目的）って、なんだろう」

と考える方もいる一方で、

「そんなものいるのか、なるようにしかならん。人生に目的を付けて執着するな」、と。

「やりたいことだけやればよい」、と。

私は、この考えに対しては、

「やれなくて、イラッとすることをやろう」と言います。

「やれなくて」の理由は、能力不足、金銭不足、時間不足、いろいろあるでしょう。

「やりたいことをやる」というと、沢山の選択肢があって、本質でないものも、多々あります。

クライアントの中には考えすぎずに、自分を解放してもらうために、

やりたいことリストを作って、片っ端からやってもらうこともありますが、

ミッションとなると、「あなたしかできないこと」という”できる・できない”のニュアンスも入ります。

なので、それが何かを探す時の質問としては、

「やれなくてイラッとするものは何か」、という質問が適しています。

できなくてイラッとすることは、

自分の潜在意識の中で自分はできると思っている、

少なくとも意識がそこにあることです。

イラッとしないものは、基本的に自分のものではありません。

私も今このコーチングというお仕事をする前に、

大手企業の経営企画という部門で仕事の多くを数値と格闘することをやっていました。

ですが、数値自体を扱うことは下手で、できるだけ同僚にお任せしていました。

なぜか、できないことにイライラはしませんでした。全くです。

自信があるもないも、そんな感覚もありませんでした。

一方、人が安心する輪を作りながら仕事を進めることに関しては自信がありました。

ですが、一度、プロジェクトでメンバーに不審感を与えてプロジェクトが一週間頓挫した時は、

本当に自己嫌悪に陥ったのを覚えています。

私が考える掲げるべきミッション（人生の目的）は、

「あなたが潜在的にできると思っているけどできてないこと」、です。

これがわかれば、一生の方向性が本当に定まって、

ステートファースト（感情状態を最優先する生き方）の軸が作り上げられます。

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