従業員はお金、給与額にシビアです。社長よりもシビアです。多くの従業員は、やった分だけお金をもらえるのなら、多くの人は一生懸命働きます。そのことを直視して、思い切って仕組みに落とせた社長が成果を出せます。

2年で売上2倍を実現したクライアントが構築した仕組みは、”やったらやった分だけ給与が入る”インセンティブ制です。これを「お金で従業員を釣るなんて」と思う社長は、メンタルブロックがかかっています。実は、このタガを外すことで、組織は一氣に勢いをづきます。

インセンティブ制のキーワードは、

・支払額上限を設けない

・支払日をできる限り「その日」

・現金支払

・ゲーム感覚で

これに加えて、いよいよ従業員はその日のKPI指標にどっぷり集中してくれます。チームとしても、これがきっかけで目に見えて協調が醸成されます。定着率も格段に上がります。副業社員がこちらに仕事に時間を傾けます。結果、人事評価はあまりいらなくなります。

注意事項としては、大義と規律を組織に醸成する手をしっかり打つことです。これがないと本当に「拝金主義組織」になり、想像できるお客様への不敬なサービスがなされてしまいます。言い方を変えると、現場が最大限モチベートするインセンティブを張るのであれば、逆に、それに耐えうる経営理念の浸透が必須です。

「やった分だけ」「その日の仕事、その日の払い」。珍しいかもしれませんが、一番自然の摂理に従った究極的でシンプルな仕組みです。実は、「インセンティブ」という言葉が特別感を与えてしまったのかもしれません。 

これらは、2年で売上2倍のクライアントが実行していることであり、再現性のある仕組みです。