「1on1(One on One)って上司部下で近況を話したりすること、でいいんですよね?」

と聞かれることがあります。

 

はい、上司と部下が行う1対1の対話のことです。

 

上司と部下の1対1の対話は、

”1on1”と称して行われていなくとも

何がしかの形で実践されている会社も多いかと思います。

  

もとい、1on1の本来の目的は

「部下の成長を促すこと」

と言われています。

  

もちろん会社における1on1ですので、

会社のビジョン/ミッション&中期計画に

沿って部下の成長を促すことです。

  

会社のビジョン・ミッションと社員自身の

ビジョン・ミッションの合致部分をしっかり目標や行動計画に落とし、

その進捗を見ていきます。

  

よくありがちな1on1指導に、

「人事評価や仕事の進捗管理と混同しないように」

という声があります。

 

私は、人事評価や仕事の進捗に関わることも1on1の時間で

触れれば良いと思います。

みなさん暇ではありませんから。

 

むしろ、目標設定がしっかり個人のビジョン・ミッションと

会社のそれがしっかり合うように設計されていれば、

むしろ1on1において評価目標に対しての進捗に触れざるを得ません。

 

日本は暗黙の了解ごとの多い文化です。

そのためか、1on1でお互いの関係を深めるべく

悩み・不満を聞く場、ガス抜きの場になっている可能性もあります。

部下にとっては部下で普段忖度していることを言える貴重な時間になるかもしれません。

ですが、最終的には「部下の成長を促すこと」こそが目的です。

 

何よりも先に、1on1の土台となる部下の思い描く成長のピクチャーを

一緒に設計してあげられることが大事です。

最初は時間がかかっても、十分時間を使って作成してみてください。

  

しかも、会社のビジョン・ミッションに沿った形で、です。

好き勝手にやる仕事はありません。

 

同僚、顧客が期待することに応えてこと「価値」が発生します。

自分が「価値」を産んだと思うか思わないかは、全く関係ありません。

このプロセスを経て、仕事を通して社員もいよいよ成長します。

🌟本日のまとめ

・1on1の目的は部下の成長を促すこと。

・部下の成長を促すための土台となる、部下の成長ピクチャーの設計が大事。

・その土台とは、会社と従業員のビジョン・ミッション、ならびに今の業務を一貫させた人事目標設定。

・1on1に人事評価目標の話が入ってもOK