2023/2/16 海外駐在ファミリーのためのコミュニティ「駐在ファミリーカフェ」のスペシャル対談企画にて登壇いたしました。
「駐在ファミリーが抱きやすいネガティブな感情」にフォーカスをして、それをどう乗り越えていったらよいのか、
駐在ファミリーカフェ代表の飯沼ミチエ氏との対談となりました。
奥様向けの内容でしたので、駐在妻さまが抱える育児・家事負担、人生を旦那に委ねていることへのフラストレーション、キャリアの停滞感から来る「がんじがらめの制約を受けている感覚に陥らないよう、全ての固定観念を外す工夫をお伝えしました。そもそも、まずは「嫌だったら帰国すれば良い」という立場に立つことです。
加えて駐在員のストレスに関して改めて思うのは、海外駐在員という特殊な環境ではあるものの、海外赴任を成功させる目標達成マインドの持って行き方は、国内にいる時と全く同じであることです。
海外駐在員はどうしても日本でいる時よりも仕事の責任が重く、人・情報・日本の文化等への接触頻度が減り、自分のモチベーションを維持・管理し続けることが難しいので、自分で自分を自走させるマインドの「持続」が大事です。
維持するためには、結局は「自分は何者か」「なぜそこにいるのか?」「なぜその仕事をしているのか?」、この辺りの自分の人生の軸がなければ、海外で起きる大きな出来事が起きた場合、簡単に折れてしまいます。もし一度大きく折れてしまうと、会社にも言えないまま、家族にも言えないまま自分の中でとどめながら、惰性で駐在することになります。
私の場合、海外駐在の間に、自分は何者か?という問いの答えに「日本人であること」が強く影響していることに気づきました。駐在一年目に総スカンをくらった経験があります。気持ちは折れかけ寸前。瀬戸際で出てくる声は、「日本人を舐めるな」でした。荒々しい言葉ですし、実際に舐められているのかどうかはわかりません。ただ、「日本人は諦めない、忍耐がある、寛容がある、誠実である」という思いが無意識に湧いていました。
「自分は何者か」
アイデンティティこそが、最後の最後、モチベーションを維持&高めてくれます。DNAというものは、必ずあります。
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