【当社記事掲載】
代表の玉本潤一の記事が、無事THE INNOVATORにて公開されました。
公開記事URLを添付いたします。
-現在の仕事についた経緯-
27歳から9年間ドイツ・ベルギー子会社での社長の右腕をした経験とMBAの体系立てた経営知識が、現在、従業員5-50名規模の中小企業を対象に社外COO/社長の右腕をしている強いバックグラウンドとなっています。
海外子会社に赴任をすると、だいたい日本にいる時から2階層程度上の役職を任されます(例えば、日本で部長クラスだと海外子会社で社長)。たまたま早い段階で海外で責任の重い仕事を任されましたので、とても実践的な経営訓練をされましたし、良質なマネジメントの中に入って仕事ができました。
また、西欧州のコミュニケーション文化は日本とは対極のロジカルにコミュニケーションをする文化でしたので、徹底的にロジカルに考え説明する力が身につき、クライアントの経営課題の解決に大きく役に立っています。
-仕事へのこだわり-
27歳でドイツに赴任をした直後、私の彼らに対する姿勢が上から目線であったこともあり、現地人から総スカンを食らいました。そんな苦しい時、「日本人をナメるな」という反骨心が最後の防波堤となって自分を支えてくれました。日本人であるというアイデンティティ意識は人一倍あります。独立した理由も、海外と比較して頑張っている日本の幸福度が低いことを憂い、幸福度を上げたかったからです。そのために拙書『ステートファースト〜幸せな成功者になれる頑張り方革命〜(PHP研究所)』を出版しました。
後日談ですが、ドイツ赴任から1年後の社内のクリスマスパーティーで現地社長から「Tama、ドイツの社員が君を好きだし、マネジメントメンバーも君を認めている。サポートしてくれ。」と言われました。トイレに行って号泣したのを今でも鮮明に覚えています。国内、海外問わず、諦めなければ、できる。今にも通じる経験です。
基、折れそうな時に助けてくれたのは、自分の日本人というアイデンティティであり、私にとっては「武士」「侍」という存在は自分にもそのDNAがどこかに入っていると思うと、強い支えになりました。
今は、日本の経済・技術・文化を支えるのは各地の中小企業だと確信しております。世界の100年以上続く企業の半分以上は日本企業です(37,085社)。その日本の100年企業は、実は昔から日本社会が大事にしていた神事(神から授かった事業)としての経営を続けています。会社には神棚があり、神様への祈りからはじめる。事業は、やりたいからやりたくないからではなく、神から使命として与えられたものであり、使命を全うするものと考えますので、苦難に非常に強い。100年続くわけですから、必ず倒産の危機を何度も経験しているのです。その度に存在意義に共感している地域社会、従業員、取引先からのご加護で生き延びます。
私も、日本で100年続く企業が大事にしていたこのような神事としての経営マインドを土台に、【武士道経営】という名前で、武士が大事にしていた「規律」「徳」のあるリーダーシップとMBAの体系立ったマネジメント論を加えた経営手法を広く提唱していきます。また、武士道経営を志す経営者に日本の文化歴史精神を正しく知ってもらうため、経営者を毎月伊勢神宮にお連れし、共感いただける経営者で集まった経済団体「一般社団法人ステートファーストの会」を発展拡大していきます。