「HR Summit 2019」という年1回のカンファレンスのセミナーに登壇しました。

今回のカンファレンス全体のテーマは、「世界で戦える日本(JAPAN)の作り方」。

僕のセミナーのテーマは

「海外未経験でも海外で活躍するための3つのあり方」

で、人事部や海外責任者の方にご説明しました。

結局、伝えたいのは、国内であろうが、海外であろうが、

「あり方」

が大事であること。

行き着くところ、どれだけ現地を心からリスペクトしているか。

海外で仕事をする場合は、

その良し悪しが顕著に現地のパフォーマンスに出てしまう。

海外で仕事するには、必ず外国人と関わるわけで、

「人として」どれだけ受け入れられるかどうか、が成否を分ける。

僕のドイツ赴任一年目、当時27歳、現地の組織に受け入れられず

機能していませんでした。

初めて周囲から受け入れられない経験をした。

なんせそんな事態は初めてで、焦った。

「上から目線」で関わった僕の姿勢に多くの原因がありました。

会議が終わった瞬間に僕の提案書が目の前でビリッとドイツ人社長に

破られたのを覚えています。

「怖、、、」

マンガみたいな瞬間でした。

そこから1年経ったクリスマスパーティーでドンチャンワイワイやっている中で、

酒も進んで酔っていたところに、その社長から言われます。

「Tama、マネジメントもスタッフも社員全員、お前のことが好きだ。

信頼している。どんどん助けてくれ」

あまりに感激して、トイレで号泣したのを覚えている。

言葉の違う外国人と同じ目標に向かって進んで、

心が繋がったと感じる瞬間は、少し特別な快感。

その時の経験に基づいて、

現地で成功するマインドセットをお伝えしました。

引き続き、海外で必要な「在り方」の大事さをお伝えしていこうと思います。

玉本