経営者御一人御一人のビジョン・ミッションに関わると、

あらためて、魂レベルの彼・彼女の本当の喜びは一体何なのかを知る必要がある。

 

幼少期の無邪気な時の自分の喜びを思い出しては、

自分の本当の喜びはあれかな、これかなと試行錯誤する。

 

その試行錯誤に立ち会っていると、

「それは本当の喜びか?」「我欲からの喜びではないか?」

という判断を必要とされる。

 

我欲でミッション・ビジョンを作っても、

これがなぜかうまくいきません。

 

見えない世界の領域の話になってしまいますが、

自分の我欲で作ったミッション・ビジョン、

人から求められてもいないものを掲げても、

人にはその思いが伝わらないし、人々の助けを借りることができません。

 

特に日本という国は、周囲との協調を重んじる社会文化が根付いています。

自分の中にもDNAレベルで和の心があり周囲も「和」に則った会社方針に賛同します。

日本人のDNAを理解するには歴史・文化を学ぶ必要がある。

そして、日本人とは何者か、を知ることで自信や誇りを与えてくれるものです。

 

自分自身のビジョン・ミッションを定義することは、

具体的な行動を取っていくために重要なモチベーターになります。

 

それを強烈にバックアップするものが、「日本人のアイデンティティ」です。

そして日本人のアイデンティティを語るには、神(日本の伝統では神道)無しでは語れません。

 

日本人は自己肯定感が低い、という統計が出ています。

コーチングの世界、心理学の世界では、これをどうやったら高められるかを一生懸命語っています。

 

ですが、これは一人ひとりの自己肯定感をそれぞれに責任を負わすのではなく、

周囲とのつながりを重んじることで解消していくのが日本のやり方ではないでしょうか。

 

エンゲージメントの高い組織は、この辺りを組織にうまく展開できている会社です。