以前、

こんな光景を見ることがありました。

ビジョン型の社長は、

益々具体的なイメージが膨らみ、

益々確信づいていきます。

 

1年もあれば

いろんなものが刻々変わります。

    

そこで起こるのが、

益々広がる役員との心理ギャップ。

「ついていけてなくても、仕方ない」

という心の声が聞こえてきます。

    

そこで社長は、

なんとなく違和感を感じます。

「ひょっとして、周りがついてきてないのではないか」

  

それは、当たっていました。

経営会議に入ってみたら、

役員は社長の言っていることに

流暢に受け答えするも、違和感がある。

社長の冗談に顔が笑ってない。

感情的に社長自身に同調していない。

   

この場合の経営課題は、

役員が社長の目標達成にコミットし切ってない、

ということ。

できる前提でやってきたように思っていたことが、

期の最後になって上滑るということ。

しかもお互いが薄々感じていたにもかかわらず。

  

そんな時は、

全く環境を変えて、

腹を割って本音をぶつけあう機会を持つ。

社長は何が起きても受け入れる覚悟でもって臨む。

   

もしくは役員の視座を経営者目線に上げるための育成

という手段もあるでしょう。

 

この場合の「育成」とはやわらかい意味の教育ではなく

任命人事に関わる厳しいものです。

  

「〇月〇日までに、そのレベルにない場合は、交代もある」

という”決め”が必要。

  

その他、手段はあるでしょうが、

とにかく、このゴールは、

役員が経営者のビジョン・目標にコミットすること。

できてなさそうであれば、喧々諤諤議論し切ること。

 

極端に言うと、

ビジョンを完璧に共感・理解してなくても、

プロ意識で社長ビジョンにコミットすること。

   

そのコミットが行動を生み、

結果を生み、

それが社長の感謝・信頼を生み、

一体感を生み、

熱狂が生まれる。

その雰囲気が出来たら最高。😀

自分の発する冗談も拾ってくれます。

   

自分は突っ走っていないか、

自分の発する冗談に笑っているか、

違和感あれば、

一度止まって考えましょう。