鳥貴族の大倉忠司会長のお話を聞く機会がありました。

成功の秘訣についてやはりと思ったことは、「ブレなかった」こと。

人生を通して一貫性があったこと。

   

大阪のローカルからスタートし、今や600店舗を超え、海外にも展開している会社です。

会長は、20代の時から一貫して焼き鳥居酒屋を「ブレず」にやり続けてらっしゃった。

 

いろんな多角化の話もあり、バブル当時は不動産売買のお声もよくかかったけれども、

全くブレずに焼き鳥屋一本で事業を展開し続けた。

  

最初から「大型チェーン」という言葉に惹かれて事業をスタート、その後もブレずにその思いを持ち続けた。

「大型チェーンにしたい」という焼き鳥屋の会社社長が大倉さんを誘ったようです。

その「大型チェーン」という夢に乗っかったとのこと。

  

残念ながら、その社長は儲かるにつれ、経営方針が合わなくなり、私欲も見えて、

独立をすることになったようです。

 

その後も、焼き鳥屋は何度も倒産ギリギリの憂き目にあったり、そのような時にお子さんが増えて大変だったようです。

でもずっとずっと、ブレずに「大型チェーン」にこだわり続けた。参考にしていたのは「ダイエー」。

 

世襲はしない、従業員は幸せでないと長続きしない、スピードを上場する、理念は言い続ける。

そして、今も鳥貴族からブレてない。

これからのビジョンはグローバル展開、でも事業はチキンから離れたことはしない。

 

あらためて、成功するには、「ブレない」ことが大事、と確認できました。

 

では、なぜブレるのか。

「私欲」がもたげていることがほとんど。

 

大倉会長は、判断・行動するときは、いつも「私心なかりしか?」

この自問を加えられていました。

 

では、弱い人間が、私心をどうコントロールするか。

ここから特に大事です。

 

私心をコントロールするというより、「私心のない自分の方が日々気持ち良い」という体感を得ることです。

私心がなく、整っている方が心が穏やかで快適。

実は、私心がないことが快楽である、ということに早く気づくこと。

 

「私心がある状態 <私心がない状態」

  

体感の仕方は、それぞれ。

ちなみに私の快楽は、

・瞑想

・冷水

・断捨離

・整理整頓

・あまり人と合わない

・食べない、飲まない

・考えすぎない

 

いろいろありますが、基本は削ぎ落とす思考・行動です。

 

今日の一言:

初心からブレず、私心にブラされない、そもそも私心がない方が快適。

  

たまもと