もはや、オンラインのコミュケーションの要不要の是非を論じる必要はない。

普通にオンライン商談で受発注まで至っている。

こと自分の経験においても、本当に早い時は30分で意気投合して、受注となることもある。

あとは、オンラインのメリットデメリットと、その先にあるそれぞれの世界が描けているかどうかが大事。
 

<オンラインのメリット>

・移動時間短縮で、効率良い社内会議・営業ができる:ある会社の営業マンは商談件数2,3件/日のが、商談件数5,6件/日となり大きく営業効率が改善。

・無駄時間のないスケジュール:会議終了時間を守る文化の醸成ができた

・拠点に関わらず、目的に合致した人々が参加できる

・zoomでの心理的ハードルの低い人脈ご紹介

・即時・明快な資料・情報のご提供:PC内にある情報を即時提供し、明快にプレゼンテーションができる

・会話の動画記録ができる:エビデンスとしての記録や会議不参加者へシェアができる

・新人営業教育に適している(対面者との心理的負担が少、資料を見ながら説明可能、録画動画で振返り可能)

・会議室利用経費が削減できる

 等々

<オンラインのデメリット>

・健康問題:PCに張り付き画面を見続けるため、頭・目・脳の疲労が増える。また、:体を動かさないことによる運動不足も発生する

・五感情報が弱くなる:リアル対面で感じ取るような情報が取れない。(メラビアンの法則 = 55:38:7 =視覚情報:聴覚情報:言語情報)

・セルフマネジメント責任:時間の管理・体調管理などの観点で、会社出社が就業ペースを作っていた世界から自己責任の世界になったため、セルフマネジメント力のない人々はペースを乱す

・従業員エンゲージメントが弱くなる:オフィスでリアルに協働していない、雑談が減り従業員同士の人気関係が飛白になる、面識のない人との距離を縮めるのに時間がかかる

等々

ざっと、このようなメリット・デメリットがあるだろう。

 

1on1の多いコーチ・コンサル業では、実はさらにオンラインの方が良いという体感を持っている。

 

なぜか。

 

それは距離感・安心感です。

通常1on1セッションは楽しいものであり、前向きなものではあるけれど、新しい自分に触れるなんらか怖さもある。

そんな時に、できるだけ自分のzoomを利用して、安心できるホームの環境でセッションに臨むことが心理的安全につながる。

また、zoom環境の多くはクローズドな世界であるため、黙々と内観するには適している。

実際にいつでも会える東京圏内のクライアントでも、zoomを好まれる方々が多くいらっしゃる。

 

以上も考慮に入れると、建設・サロン・飲食などの現場仕事を除き、1on1のリアル・オンラインの選択は、

まず初対面の際は、クライアント候補・コーチコンサルお互い五感で面談者を認知するためリアルでお会いして、その後サービスのご提供の段になればオンラインで、最後のご契約終了時はリアル会食、これがベストミックスでしょう。

 

現在はオンラインの使い方を考えていますが、そろそろ「リアル」がコストがかかることが顕著になり、オンラインに比べてレアケースになりますので、「リアル1on1はどのような時に使うか」を最初に考える方が正しいでしょう。