経営理念の前に、経営者の理念を”必ず”作りましょう。組織にブレない軸を作るために、です。ある2代目クライアントは、長年従業員にことある度に経営理念やビジョン、ミッション、バリュー、社是、行動指針、もろもろをことあるごとに毎年発表していました。母親を亡くし、自分の心境も変わり、散らかった状態を整理して「一生、これを言い続ける!」といえるクレドを作るべく、ご依頼を受けました。
 

社長は、コロナ時期から時間も空いたので、自己啓発に取り組まれていました。あちらこちらで自己啓発関係の学びを沢山取り入れていた結果、言葉が自分の言葉ではなくなり、型にはまって欲を抑制するものとなってしまい、エネルギーがずっと落ちていたままになっていたことに気づきました。

今一度、幼少期の自分を固定観念なく思い起こし、大事にされていた母親との関係性を思い出し、親のメッセージに気づきました。

「一番になりなさい!」

小さい時からの母親の教えでした。母親からの教えですが、いろんな学びの中で争いを想起したり、相対的な言葉のため、自ら封印していたことも忘れていたような言葉が出てきました。小さい時の公園でジャングルジムでてっぺんに登った光景に浮かびました。

「あー、封印していました。このキーワードが出ただけで、全く違う会社になりますね、これは。」

大事なことは、この「一番」というワードが、未来にこうしたいと言う表層的な思いから出たのではなく、自分のルーツから出たこと。これで、経営者は経営理念に確信を持ち、社員に伝えることになります。

 

経営理念に確信がなかったり、経営者の理念にご興味お持ちの方は、お気軽にお問い合わせからお申し込みください。